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No.1321 抜歯の歯の選択について   住   2009年10月1日(木) 20:38   
 これから歯科矯正をはじめます。
2年ほど前にも思い立ち矯正歯科で検査をうけました。
その時の診断が上前歯の2番の歯根に問題があるので(18年位前の根の治療が不十分で歯根にのう胞らしきものができていて、
なおかつその根の先が2つにわかれているため治療が難しい等)、上の歯は2番を抜歯し犬歯を2番としてずらしての矯正をすすめられました。
犬歯は擦り減っていて少し大き目の2番といった感じにみえなくもないのですが・・・病巣のない方は4番抜歯の一般的な方法。
その時はその不自然さを受け入れられない気持ちと矯正に対する過度の恐怖心から断念してしまいました。
 
 ただ今となると、問題の歯は痛みというかなんとなく不快感があり、いずれ根の治療の為差し場になったり、歯ぐきを切っての治療が必要なのは理解できました。
最悪の場合抜歯になるのではと不安になります。のう胞らしきものはレントゲンでみると数ミリではないかと思います。
 こちらのHPの質問の内容で、のう胞があり、矯正前に治療するべきかどうかといった内容のものがあり、興味深く読ませて頂きました。(2006年6月)
 今回矯正をする予定の病院(前回とは違う歯科)では、通常とおり両側とも上4番の抜歯でしましょう、上2番は矯正終了後治療で大丈夫ではないかとのこと。
 親知らずを抜歯して準備をしている中、この場に及んでどちらの方法が良いのか迷いが出て悩んでいます。

 先生からのご意見を頂けないでしょうか、また2番を抜歯という方法は一般的なのでしょうか?
 症状は、上前歯が内側に傾きクラス2。過蓋咬合。下の両5番が生えなかったため欠損。上はのう胞がない方が八重歯になっていて、のう胞のある歯が斜めになっている等です。年齢は40歳前です。
 長くわかりにくい文となりすみません、宜しくお願いします。

No.1322 住様へのおこたえ   好田先生から   2009年10月2日(金) 23:05    HP
おまたせしました。
資料を準備してまいりました。

>2番を抜歯という方法は一般的なのでしょうか?

決して、一般的ではありません。
できればあまりしないほうがよい選択です。
治療例をお見せします。
左側は治療前、右側は治療後です。
2番目にクラウンがかぶせてあります。しかも、さほどに良いというものでもなさそうです。
健全(比較的?)な4番目を抜歯して2番目を残すのはさすがに忍びなかったので、
2番目を抜歯しました。
すると、3番目の犬歯がが2番目の位置に来ます。これは審美的にはよくないので、犬歯の先を削って平らにしておきます。
次に、4番目の第一小臼歯が3番の犬歯の位置にきます。これは上下犬歯でガイダンスに問題がでることがあります。
犬歯は糸切り歯といいますね、糸を切るような動作をしてみてください。
下顎が左右に移動して、上下の犬歯が摺り合います。
これが大事な機能なのです。
犬歯には相当な力がかかりますが、犬歯の歯根は長いのでこれに耐えることができます。
ところが、第一小臼歯に犬歯の機能を負わせるのは多少無理があります。
第一小臼歯の歯根は短いために、力の負担に耐え切れずにグラグラしてくることもあります。

かといって、あなたのような場合のように2番目にのう胞があるとはっきりしているなら、
2番目抜歯を考慮すべきと思います。
上記のような機能的な面でのマイナスがあったとしても、そのマイナスはなんとか矯正でカバーして、
良い歯が残る方向にすべきと思います。

もし、どうしても決断できない、ということなら、
てをこまねいていないで、2番目ののう胞の治療を今すぐにしましょう。
その後の経過をみて、違和感が残らない程度まで治癒すれば4番抜歯でよいではないですか?
2番目が完全に治癒しない、ということがわかれば、2番目抜歯にすればいいではないですか?
つまり、くよくよ考えないで行動を起こすということです。